2021-06-01 第204回国会 衆議院 環境委員会 第13号
この海砂採取が瀬戸内海の環境を大きく変えた、こういうふうに言われております。 海砂というのはある意味で瀬戸内海に特有だと思っていまして、瀬戸内海を囲む山々から流れ出る川、多分、その川が洪水を起こしたときに岩と岩がぶつかって小さな砂ができる。ふだんの静かな流れのときにはとてもそんな砂はできないでしょうが、何万年かかったか分かりませんが、そういう砂が瀬戸内海にたまっていた。
この海砂採取が瀬戸内海の環境を大きく変えた、こういうふうに言われております。 海砂というのはある意味で瀬戸内海に特有だと思っていまして、瀬戸内海を囲む山々から流れ出る川、多分、その川が洪水を起こしたときに岩と岩がぶつかって小さな砂ができる。ふだんの静かな流れのときにはとてもそんな砂はできないでしょうが、何万年かかったか分かりませんが、そういう砂が瀬戸内海にたまっていた。
ところが、それを、二〇〇八年一月の沖縄県環境影響評価審査会では、審査委員などから環境への悪影響を懸念する声が相次いで、沖縄県も、方法書に対する知事の意見、当時の仲井真知事です、知事の意見で、県内における年間海砂採取量からすると著しく大量であることから、県外も含めた調達先の複数案の検討や、採取量の低減を求めました。
ですので、やはりきちっと、例えば瀬戸内海では今でも海砂採取はされているんですかね、そこから持っていこうという、移設先があるというふうに聞いておりますけれども、そういうようなことに関してしっかりと生物種の保存という観点からストップを掛けるということが重要ですので、これは種の保存法の改正の上での運用面がすごく重要になってくると思うんですけど、やはりそういう大事なところであればしっかりと生息地等保護区を、
ジュゴンのはみ跡が最も多く確認されている嘉陽地区も、海砂採取の影響は調査されておりません。ジュゴンの生息環境が守られる保証はないということではありませんか。 総理、お願いします。もう防衛大臣はいいです。総理。
私も、瀬戸内海の海砂採取について、十年掛かりましたけれども、今は全面的に禁止されましたが、地元の方に聞くと、海の色が変わったと、こういうふうに聞いております。大変生態系にも大きな影響があるものと考えております。
時間がありませんので全部を飛ばしまして、辺野古移転に関する一千七百万立方メートルの海砂採取について環境アセス法に基づく環境影響評価を行わなくてよいとしている理由を教えてください。
○犬塚直史君 最後に、大臣政務官に来ていただいておりますが、この沖縄を含む九州における海砂採取の総量規制というのは各県で御案内のとおり行っているんです。福岡県が四百万立米、佐賀県百三十万立米、長崎県がさっき申し上げた三百万立米、熊本県が二十万立米ということで、沖縄県は総量規制は実施をしていないということになっているんですね。
これは別に海砂採取だからというものではないんですが、自然に戻ってくるということらしいんですけれども、地元の方たちいわく、やっぱりこの十年間、海砂やり始めて以降この浜砂が元に戻るのに時間が掛かるようになったというようなことがあるんですね。 それから、いそ焼け。いそ焼けをした海岸、大臣、歩いたことありますか。恐ろしいほど、不気味なほど命を感じられないのがいそ焼けなんですね。
この海砂の量は、沖縄県での二〇〇六年度の海砂採取量の十二・四倍、二〇〇五年の全国採取量の一・一四倍に相当する膨大なものであり、それがもたらす沖縄の沿岸、海浜環境に及ぼす影響には、はかり知れないものがございます。沖合の海砂採取で砂浜がやせ細るのを沖縄の人々は経験的に知っております。
日本全国の海砂採取量の一・一四倍に相当する膨大な量の海砂をとって埋めるというわけですが、これをどうするかというと、適法に採取された海砂を買うからいいんだと言っているわけです。一つ一つの小さな海砂採取は小さな環境影響しか及ぼしませんから、これは許可されるでしょう。
それで、「国営諫早湾干拓事業による漁業被害」というタイトルで、その内容を少し見ていきますと、「原因」というところでは、「海砂採取のために掘った穴が、貧酸素水塊の温床となっている。」「潮受け堤防の存在は、潮流を弱くし潮位を上げる原因となっている。」「潮受堤防が締め切られたことにより高い浄化機能を保持していた諫早干潟が減少し、調整池からの排水のため、有機物やリン、窒素などの流れ出す量が増加している。」
学者の人からも聞くし、海の男たちからも聞きましたけれども、当初のこの湾口部からの海砂採取計画はどうだったのでありましょうか。その点、御説明をお願いします。
それから、私も行ってみましたけれども、例えばナメクジウオ、広島県の三原市沖にナメクジウオの生息地がありまして、ここは海砂採取の禁止区域に指定をしておりましたけれども、瀬戸内海は閉鎖水域でも海流が流れておりますから、全体のそういう影響があってそこのナメクジウオも減っておるんですが、この長島地域では、私自身も行って見てまいりましたが、まだ生息をしているということで、いわば本当に多種の新種も海生生物の中に
最初に、一九九四年、平成六年から今年度にかけて瀬戸内海の海砂利採取環境影響評価調査というものが進められて、平成十年、九八年に中間取りまとめが行われておりますけれども、その後、いよいよもう二〇〇〇年度が終わろうとしておりますけれども、海砂採取の環境や漁業への影響について、現在までのところの評価と、そして、これからの作業の状況を教えていただきたいと思います。
その愛媛県だけのためにこの基本計画の中に、なぜ海砂採取のことを、このまま期間延長するようなことが出てくるんですか。しかも広島では、海砂採取をやめた途端に海では、例えばホンダワラが三倍の成長をした。これは、光が入ってき出した、泥水が流れなくなった、そういう現象が出てきています。
〔理事太田豊秋君退席、委員長着席〕 広島県では海砂採取業者が全業者逮捕されるとか、計画を超えて採取していたというようなことも起こっていますので、海砂に対する対応策、これを具体的に現状認識とともにお伺いさせていただければと思います。
ところが、この海砂を使うということにつきましては、瀬戸内海の環境上非常に大きな問題があるということで、瀬戸内審議会でも環境上の影響を懸念するという答申が先日出てまいりまして、きのうの予算委員会第五分科会でも、真鍋環境庁長官は、瀬戸内の海砂採取の全面禁止に向けて環境庁はリーダーシップをとっていくという非常に踏み込んだ答弁をされました。 そこで、二つ質問をいたします。
大臣、突然海砂の話をしまして、きちんと経過説明なりこれまでの議論の流れを説明しておりませんので、すぐにはなかなかわかっていただけないかと思いますが、実は、瀬戸内海で四十年間にわたってとり続けてきた海砂採取という行為そのものが瀬戸内の環境を大きく破壊してきたということは、今衆目の一致するところでございまして、きのうも真鍋環境庁長官、先ほど申し上げましたように、全面禁止に向けてリーダーシップをとっていくということをおっしゃいました
先生があれほど熱意を込めて海砂採取の禁止を訴えておられた意は、やはり先見性を持ったものとして私は受けとめさせていただいたわけであります。 かつて私の香川県の沖合、番の州の埋め立てをやったわけであります。
○遠藤(保)政府委員 海砂の問題でございますけれども、今回の答申におきまして、海砂採取につきましては、環境影響の究明の促進とともに、生態系など多様な環境を考慮した対策の検討を行うことが必要、こういうふうに指摘されておるところでございます。
特に、これは新聞情報で本当かどうかわかりませんが、海砂採取の中間取りまとめが出たときに、香川県の担当者は、掘れば深くなるのは当たり前だ、中間報告が出たからといって右から左に対策をとるのは無理だ、いかにも中間取りまとめが迷惑だというふうな発言をしている、そういうことでございます。 瀬戸内を守ろうと思って広島県だけが、また岡山県だけが努力をしてもしようがない。
こういう中で、国立公園瀬戸内海の環境に海砂採取が大きな影響を与えているのではないかという声が上がってきました。一つは、漁業の方から、明らかに水産漁獲量が減ってきた、これは海砂採取が影響しているのではないかという声が上がっておりますし、また、ランドサットで瀬戸内海を見ますと、海砂採取による汚濁が明確に宇宙から見ても認識されている。
あれだけの地形の変化が、生態系に影響を及ぼしていないとは考えにくいとして、イカナゴや底生生物への影響を重点的に調べ、海砂採取との因果関係を明確にする考えを示した。 そして、次のようにおっしゃっています。
実は先月、私たちは、新党平和、改革クラブ、公明、三党で、八人の国会議員で海砂採取の現場を視察してまいりました。採取の船に乗ってその現場を見たわけですけれども、大変びっくりいたしました。こんな大きなパイプを海の底に突っ込んでポンプで吸い上げて、砂だけをろ過して残りは全部また海に捨てる、大変大規模な採取が行われておりまして、周辺も海が汚く濁っている。
環境影響評価をして、海砂採取が瀬戸内の環境また生態系に影響があるということがわかれば、きちんとそれに対処していく、海砂禁止、また関空の二期工事にもこれを使わないという方向でやっていく、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
したがって、海砂採取を早急に禁止させることが第一だ、私はそう考えますが、その辺についてお伺いいたしたいと思います。
次に、私ども、昨日、瀬戸内海の海砂採取問題で広島の三原というところへ行って視察をしてまいりました。そのことに関して質問をさせていただきたいと思います。 瀬戸内海の海砂問題につきましては、三月十九日の衆議院の予算委員会の環境分科会で我が平和・改革の斉藤鉄夫衆議院議員が、広島県の全面採取禁止を踏まえ瀬戸内海全域での採取禁止を環境庁に求めたことは御承知のとおりでございます。
一九九〇年に、海砂採取は環境に与える影響が非常に大きいということで、その九年後、つまり一九九九年に広島県における海砂の採取は全面禁止をするということになっておったわけですけれども、その全面禁止を五年間延長したいという動きがございまして、その動きに絡んで贈収賄事件があり、逮捕者も出た、こういう騒動がございました。
そういうこともございまして、平成六年度から七カ年計画で、こうした環境問題について海砂採取との関係を徹底的に調査しようということで進んできております。ことしは四年目に当たりますので、底生生物であるとかイカナゴであるとかそういった生物の生育環境の面にも調査を向けまして、過去四年やることになりますから、四年間の取りまとめを行いたいというふうに思っております。
この海砂、全国の海砂採取の六五%が瀬戸内海でとられているということでございまして、これまでいろいろな港湾埋め立て等で、またコンクリートの骨材として使われているわけですけれども、関西空港の一期工事においてはこの広島の海砂が使われた量の四分の一に当たる四百五十三万立米使用された、このように言われております。